二人目育児と長男が自閉症スペクトラム障害で療育を受ける話
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74才の女性です。
3年前、左卵巣がんで子宮と両側の卵巣と大網(胃の下側、腸の前の腹膜)を切除しました。
Vb期でリンパ節転移はなく、腹膜播種と大網に数個転移がありました。
術後6クールの化学療法を受け、経過は良好でした。
治療後2年4か月たって、傍大動脈周囲リンパ節に転移し、リンパ節郭清術を受け、きれいに取りきれたと言われました。
術後化学療法は6クールの予定が白血球の減少により2クールで中止しました。
年齢を考えて今後は治療をしないと決めましたがとても不安です。
がん研有明病院のデータでは卵巣がん再発後に5年生存できる患者さんには2つの特徴があります。
第一は初回治療後再発までの期間が1年以上あることです。
これは初回治療に受けた抗がん剤がよく効いたことを示しています。
第二に再発部位が1〜2か所に限局していることです。
これは手術や放射線で再発病巣を制御できるのでがんを根治できる可能性があるためです。
今回の場合、初回治療時の最後の化学療法から2年4か月後の経過後の傍大動脈周囲リンパ節転移であり、 再発したリンパ節転移はきれいに切除できたということで、2つの条件を満たしています。
がん研有明病院の治療方針では手術後4クールの化学療法を行って治療を終了します。
今回は術後化学療法を2クールで中止せざるを得なかったのですが、よい経過が期待できますのでやめてよかったのではないでしょうか。
今後は血液検査とCTで経過観察することになりました。
1度再発すると次の再発は1年ぐらいで起こります。
再発部位は縦隔リンパ節や肝臓や肺が多いと思います。
慎重に経過観察していただきましょう。