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44歳女性です。
1か月前、浸潤性乳管癌と診断され、手術を受けることになっていますが、全摘するか温存にするかまだ決めていません。
腫瘍の大きさは1.4センチ、ホルモン受容体はER、PgRとも強陽性HER2は(2+)で、FISH検査を受けて「過剰発現反応あり」ということです。
手術後の治療法はどのようなものでしょう。
全摘手術か温存手術がいいかは、画像情報がないのでなんとも言えません。
手術後の治療については、針を刺して組織を取って調べた今の状況である程度推測できます。
あなたの乳がんのタイプはホルモンが陽性で、HER2はFISH検査を受けて過剰発現があったため、HER2陽性と判断します。
ルミナールB型に分類され、その中のルミナール・HER2タイプに相当します。
このタイプの乳がんはホルモン治療が有効です。
またHER2陽性のタイプはたちがよくないので、抗がん剤の治療もきちんと受けます。
HER2陽性なので、ハーセプチンを使う分子標的治療も有効です。
ホルモン、抗がん剤、ハーセプチンと全種類の薬が手術後の治療の候補としてあがってきます。
すべて全身のことを考えた薬で、肺や肝臓や骨に癌細胞が隠れているかもしれないと考えて使います。
それぞれの薬の副作用について教えてください。
この中では抗がん剤の副作用が一番強く、脱毛、吐き気、嘔吐、白血球減少、手足のしびれなどが出現します。
ハーセプチンは抗がん剤に比べて副作用は軽度ですが、使い初めに悪寒、発熱、疼痛などが認められることがあり、回を重ねると心臓に問題が起こることがあります。
ホルモン療法は比較的楽な薬で、更年期症状が主な副作用です。
薬剤の中止や変更を考えるようなひどい副作用は1〜2割程度です。
平成27年1月27日火曜日産経新聞生活欄のがん電話相談からより。
回答にはがん研有明病院の岩瀬拓士・乳腺科部長があたりました。