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ズーノーシスの例の病名、妊婦や子供も注意

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産経新聞で天王寺動物園が紹介されていた。
「ヒツジ大きくて怖い!」「こっちにおいで、エサがあるよ」 大阪市天王寺区の天王寺動物園
羊やヤギにエサをやり体験ができるコーナーでは子供たちが歓声を上げながら動物と触れ合っていた。
(羊ともっと触れ合いたいなら羊を放し飼いの六甲牧場がいいよ。だが冬は最悪。)

エサを渡す際には職員が「終わったら必ず手を洗うんだよ」と声掛け。
同動物園職員の榊原さんは「必ず声掛けしています。エサ売場の隣には手洗い場も設けています。」
ズーノーシス予防のためだ。

ズーノーシスとは?

世界保健機関WHOはズーノーシスを、脊椎動物と人間との間で自然に移行するすべての病気又は感染と定義し、世界に200種類以上あるとしている。
病原体の伝播には、動物に噛まれたり、ひっかかれたりすることで感染する直接伝播と動物を触ったりすることでダニなどを通して症状が現れる間接伝播の2種類があり、 エボラ出血熱や重症急性呼吸器症候群(SARS)のように有効な治療法が開発されていないのもある。
ダニからの感染はSFTSも怖いよ。アライグマが山から運んでくるそうです。

日本の場合、諸外国に比べると動物からの感染症は比較的少ないとされている。 それでも身近なペットからの感染例は多い。

カビがペットを介して人間にも感染していた

大阪市東成区の「おざき動物病院」。
10月中旬に「皮膚に炎症がある」と飼い主が小型犬を連れてきた。
診察の結果「皮膚真菌症」と判明。
カビによって炎症が起きていた。
同院の小笹孝道院長が確認すると、飼い主も腕にかゆみがでていた。
ペットが皮膚炎を起こすだけではなく、ペットを介して人間にも感染していた。

ズーノーシスの例の病名

動物だと子犬や子猫が発症しやすい。
人間も抵抗力の低い子供やお年寄りに症状が出ることが多いようです。
厚生労働省の「愛玩動物の衛生管理の徹底に関するガイドライン」では、ペットを介する主なズーノーシスをあげて注意を呼び掛けている。

ペットの糞から感染し、内臓や目に症状が現れる「イヌ・ネコ回虫症」、 ネコの糞などから感染し妊婦が感染すると胎児に障害をもたらす「トキソプラズマ症」、 イヌ、ネコの口腔内にいる常在菌で、人間の皮膚の化膿や呼吸器疾患などを起こす「パスツレラ症」などがある。
小笹院長は「散歩の後は足を拭いてブラッシングをしてあげる。シャンプーや歯磨きも定期的に行い清潔に保ってあげることが人間への感染予防にもつながります」と話す。

同ガイドラインによると、イヌ・ネコの他、鳥の排せつ物などから感染し呼吸器系に症状が出る「オウム病」や、リスやハムスターなどからうつり、風邪のような症状が出る「野兎病」、爬虫類からの「サルモネラ症」などもあるほか、移動動物園で牛を触ったことでO157に感染する例もあったという。
大阪府動物愛護畜産課の武田さんは、「かわいいからといって、口移しでご飯をあげるといった過度の接触は避けてほしい。また、触った後にはしっかり手を洗うことが重要です。」と予防法を話す。

野生動物の場合にはさらに感染の危険が増す。
身近なところで弱っている動物を見つけても触らずに行政などに連絡してほしい。
また、海外では国内にはない感染症も多いため、安易な動物との接触は避けたほうがいい。
適切な距離で動物と仲良く過ごしてほしい。